津波被災後の山元町の今を伝える！Ｒｅｍａｋｅ　Ｙａｍａｍｏｔｏ

家が並んでいるこの写真・・・





ここは、山元町の私の実家から直ぐ近くの写真です。


写真に写っているお宅の殆どは１階部分はほぼ水没。よって中は相当なダメージを受けております。


外壁は綺麗に残っているのでぱっと見は普通ですが、１２月２９日現在で住んで居るお宅はあまり有りません。





住まない・住めない理由は様々です。その一つの問題として有るのが１階の復旧に掛かる金額の問題です。


家の復旧には一般的な相場でもかなりの金額を要します。各住宅事情や見積をした会社によって内容は様々ですが、１０００万円くらいの見積も珍しくありません。


１０００万円の負担感については個々の感覚にお任せするとして…


１階部分の殆どを海水に浸かった場合、家の寿命は間違いなく減ってしまいます。


寿命の短くなった家のために１０００万円が払えるか否か？





「できれば元の家に住みたい」


「住めるものであればもう一度住みたい」


私も同じ考えです。「可能であれば実家を残したい」


住める可能性を高くする一つの手段として考えたのが…


金銭面の課題を解決する一つの提言「割切りリフォーム」






安心の保障とアフターケア、綺麗で統一感のとれた内装、便利な付帯設備、早い納期


一般の住宅会社、リフォーム会社なら当然やるこれらのサービス。これはこれで大事です。必要です。でも、問題としてこれらを実現・維持するためにどうしても見積額が高くなります。


この見積額を払えない者には元の家に住めないのか？






それで一つの提言をしたい


海水に浸かった家なので寿命は短くなる。短くなった期間だけでも住めるようにしたい。


細かいこだわりは反映出来ない


工期についてはかなり余裕を見た長さになる


統一感は我慢してもらう


保障やアフターケアも有る程度省く


各住宅によって何が出来て何が出来ないかを見極めて、料金の高くなる要因を省く。こういった割切りを容認してもらえれば…



家に戻れる方も増えるのではないか？



実際に町内では、自分で復旧できる技術の有る方や親戚等に大工さんが居る方はこの割切りを容認してリフォームし住んで居る方もいるんです。






建築上の技術面でこれが可能かを本日建築士の方に複数の現場をみてもらいました。感想としては相当低コストでもリフォームはできる。後はどの程度割り切れるかどうか？


また、もう一つの問題としてこれを事業として継続できるものにできるかを(こちらは私の領域)検証してます。意外とこの部分の検証を怠っているか軽く見ている方は多い…


多分、こういったアイディアは誰もが一度は考えたでしょうし何処かの地域ではもうやっているかもしれません。


少なくても山元町内では未だ聴かないアイディア…


進展はまた後ほどのご報告を…