2014年05月26日
家屋の片付お手伝い 2014年5月10日活動
津波で被災したお宅の片付けのお手伝いをしたのは実に1年以上振りのことです。山元町内はじめ被災した各地域に少数ですがこういったお宅は散在します。また、片付ずに残ったからと言って再建を諦めていた訳ではなく、理由がありそのままだったという事も珍しくありません。今回お手伝いさせていただいた家主さんも今これからの再建を考えてのご依頼のようでした。
東日本大震災直後の災害ボランティアの原点に返り、先ずは家を綺麗にして住人の方にその姿をみてもらい、直すかどうかはこれから考える・・・というもの。
山元町お寺災害ボランティアセンターでの活動に参加させてもらいました。貴重な経験になると思い、東北学院大学 災害ボランティアステーションにも呼び掛け学生スタッフ4名+午前参加2名、更にテラセンの活動に参加している新潟から来たボランティアさんとも一緒に行いました。
私と東北学院チームの担当は「お婆ちゃんの部屋」です。2011年当時に家屋の片付ボランティア間で気を付けていたいたことの一つに「捨てるものか否かは家の人が決めていくこと」です。
津波に浸り使えなさそうに見える家財や記念物もその家にとっては大切なものかもしれません。片付け当日、お婆ちゃんも未だ完全に捨てる・残すの判断が付きかねている様子でした。昔の話や家族の話もまじえて決めていきました。
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大体決まったところで片付スタート。マスク・踏み抜き防止の中敷、軍手をしての作業は本当に久しぶりです。
片付開始直後の写真。この時点では砂と粉塵の混じる環境で行いました。
捨てないものや、未だ判断に迷うものにはテープでマーキングします。
片付ける品は一旦外に置き、可燃物・金属・ガラス・木類など数種類に分別します。
午前の部終了。物は大分搬出できましたが、床・押入れ・壁内などには砂や松の枝葉(海岸の防風林から流れてきたもの)の掃除はこれからです。
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久しぶりの肉体作業でお腹が減りまして・・・たっぷりめのお昼となりました・・・
午後の部。1階天井まで津波が来たようで、押入れ、お納戸、天井、ふすまや障子の上部に至るまで砂と松の枝葉でびっしりでした。この砂を見るとガムシャラに活動していた2011年中を思い出します。
こちらはお納戸の掃除の様子。天井から初めて砂を落とし、仕上げに下へと移る・・・この手順もひさし振り・・・
壁の中の様子。ここにも砂と松の枝葉が入っている。
片付ものの分別も大分ペースが上がってきまして、予定よりも早く終えました。
このほかに外の作業ではふすまと障子にびっしりと着いた砂の掃除も行っていましたが写真無し。すいません。掃除後は再びお部屋へ戻しました。
本日の片付終了!!!東北学院大学 災害ボランティアステーションの皆さんお疲れ様でした!
今回は家内の片付け、掃除が中心でしたが、その後家の再建に向けて壁剥がしや床下の掃除も行っているようです。その様子はテラセンのFacebookページにてご確認いただけます。他の活動も含みですが一緒にご覧下さい。
https://www.facebook.com/teracen
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東日本大震災から3年以上経ちました。2011年~12年当時、同じ山元町で活動していた人達やボランティアも大分見かけなくなりました。ニーズの変化、行政や企業の支援の変化、住民やそこに関わる人達の目的の変化など時間の経過は色々な思いを変えて行きます。
思いは変わりますが、普遍的な思いもあります。それこそが再建だったり再生なのではないでしょうか?津波で被害に遭ったけれど同じ場所で生活再建、異なる場所での生活再建。同じ仕事を再開、仕事を変えて再開など、こういった再建、再生、再開に大きな枠組みで「行政」や「企業」の「仕事」としての整備は絶対に必要です。
しかし、必ずその大きな枠組みにはまらない人達もいる。そこを除外するのではなく、あの時もそうでしたが、ボランティアは細かくその人カスタマイズで関わっていくスタイルのままで続けていくべきです。
東日本大震災とは10年関わるつもりで始めました。未だ3年ですからたまにこのようなお宅に出会うことも今後もあるでしょう。未だ続けます。未だ見守ってください。
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お知らせ・・・被災した山元町をできるだけ多くの人に知ってもらいたくこのブログを続けております。更にFacebookでは「ふんばろう山元町」も行進中です。ぜひFacebookグループ「ふんばろう山元町」にもご参加ください。*不正アクセス防止のため承認制です。
https://www.facebook.com/groups/300978583334104/
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おまけ・・・
次の日 5月11日 仙台国際ハーフマラソンのハーフの部で完走しました!!!^^v
東日本大震災直後の災害ボランティアの原点に返り、先ずは家を綺麗にして住人の方にその姿をみてもらい、直すかどうかはこれから考える・・・というもの。
山元町お寺災害ボランティアセンターでの活動に参加させてもらいました。貴重な経験になると思い、東北学院大学 災害ボランティアステーションにも呼び掛け学生スタッフ4名+午前参加2名、更にテラセンの活動に参加している新潟から来たボランティアさんとも一緒に行いました。
私と東北学院チームの担当は「お婆ちゃんの部屋」です。2011年当時に家屋の片付ボランティア間で気を付けていたいたことの一つに「捨てるものか否かは家の人が決めていくこと」です。
津波に浸り使えなさそうに見える家財や記念物もその家にとっては大切なものかもしれません。片付け当日、お婆ちゃんも未だ完全に捨てる・残すの判断が付きかねている様子でした。昔の話や家族の話もまじえて決めていきました。
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大体決まったところで片付スタート。マスク・踏み抜き防止の中敷、軍手をしての作業は本当に久しぶりです。
片付開始直後の写真。この時点では砂と粉塵の混じる環境で行いました。
捨てないものや、未だ判断に迷うものにはテープでマーキングします。
片付ける品は一旦外に置き、可燃物・金属・ガラス・木類など数種類に分別します。
午前の部終了。物は大分搬出できましたが、床・押入れ・壁内などには砂や松の枝葉(海岸の防風林から流れてきたもの)の掃除はこれからです。
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久しぶりの肉体作業でお腹が減りまして・・・たっぷりめのお昼となりました・・・
午後の部。1階天井まで津波が来たようで、押入れ、お納戸、天井、ふすまや障子の上部に至るまで砂と松の枝葉でびっしりでした。この砂を見るとガムシャラに活動していた2011年中を思い出します。
こちらはお納戸の掃除の様子。天井から初めて砂を落とし、仕上げに下へと移る・・・この手順もひさし振り・・・
壁の中の様子。ここにも砂と松の枝葉が入っている。
片付ものの分別も大分ペースが上がってきまして、予定よりも早く終えました。
このほかに外の作業ではふすまと障子にびっしりと着いた砂の掃除も行っていましたが写真無し。すいません。掃除後は再びお部屋へ戻しました。
本日の片付終了!!!東北学院大学 災害ボランティアステーションの皆さんお疲れ様でした!
今回は家内の片付け、掃除が中心でしたが、その後家の再建に向けて壁剥がしや床下の掃除も行っているようです。その様子はテラセンのFacebookページにてご確認いただけます。他の活動も含みですが一緒にご覧下さい。
https://www.facebook.com/teracen
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東日本大震災から3年以上経ちました。2011年~12年当時、同じ山元町で活動していた人達やボランティアも大分見かけなくなりました。ニーズの変化、行政や企業の支援の変化、住民やそこに関わる人達の目的の変化など時間の経過は色々な思いを変えて行きます。
思いは変わりますが、普遍的な思いもあります。それこそが再建だったり再生なのではないでしょうか?津波で被害に遭ったけれど同じ場所で生活再建、異なる場所での生活再建。同じ仕事を再開、仕事を変えて再開など、こういった再建、再生、再開に大きな枠組みで「行政」や「企業」の「仕事」としての整備は絶対に必要です。
しかし、必ずその大きな枠組みにはまらない人達もいる。そこを除外するのではなく、あの時もそうでしたが、ボランティアは細かくその人カスタマイズで関わっていくスタイルのままで続けていくべきです。
東日本大震災とは10年関わるつもりで始めました。未だ3年ですからたまにこのようなお宅に出会うことも今後もあるでしょう。未だ続けます。未だ見守ってください。
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お知らせ・・・被災した山元町をできるだけ多くの人に知ってもらいたくこのブログを続けております。更にFacebookでは「ふんばろう山元町」も行進中です。ぜひFacebookグループ「ふんばろう山元町」にもご参加ください。*不正アクセス防止のため承認制です。
https://www.facebook.com/groups/300978583334104/
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おまけ・・・
次の日 5月11日 仙台国際ハーフマラソンのハーフの部で完走しました!!!^^v