2013年03月16日
3月11日を過ぎたのでやっと話せること
東日本大震災とその引き起こした災害・課題にとって3月11日は起点です。
世間を取り巻く雰囲気もメディアや各媒体についても3月11日に向けた行動はたくさん見えたし、それ自体はとても喜ばしいことです。
だからこそ、3月12日~の行動が大事であると感じました。
この文章は2013年3月16日に書いておりますが、まだ1週間経っていません。
多くの人達の頭の中には、いつもより多めに3月11日の記憶があります。多分3回分の3月11日が…
だからこそ、考えてみてくれませんか?自分の周りの「今」は東日本大震災から続く出来事であります。
今回の3月11日は多くの人達から「風化についてどう考えるか?」という言葉をよく投げ掛けられました。
“風化=忘れること”という意味であればこれは止められない生理現象です。「しょうがないさ」としか答えられない。
大事なことは目の前に有る様々な「今」が東日本大震災から生じた変化や、派生した問題、震災によって始まった新しい出来事なんだということ
これを意識することが大事なんです。「忘れないで欲しい」という言葉が重く感じるのなら、
「気にかけておいて欲しい」と置き換え、改めてお願いします。
料理をする方で特に東日本にお住まいの方は、スーパーでよ~く見て欲しい。生鮮品の産地変わってませんか?
目の前に有る「今」は2011年3月10日と変わらない様に見えるだけ。実は大分変わっている。
変わらないで見えるのは、その後ろで変わらない様に努力した人が居るから。
被災地から離れていても、ちょっとだけ見る箇所を変えれば意外と簡単に見つけられるはず。
自分に身近な「東日本大震災」が。
皆さん宜しく「気にかけて」いてくれ!^^v
【2013年3月11日での活動写真集】
この日は前日からの台風なみの暴風で山元町内各地で被害がありました。お寺災害ボランティアセンター=テラセンのお手伝いに行き、追悼式典の準備組みと、被害地域のお手伝い組みに分かれて活動しました。
暴風によりビニールハウスが破損。氷点下の外気に晒されたイチゴ苗は、後は枯れるだけの状態に・・・残ったイチゴを急ぎ収穫しました。売りものにはなりません。当日、普門寺にて行われる震災法要で参列の皆さんにお出しすることになりました。
砂の被害・・・暴風で巻き上げられた砂が住宅地内に溜まり、雪の様に堆積してしまいました。この住宅地の立地はちょうど田畑に挟まれた形になっています。津波が来た土地の田畑・木々は塩害で使い物になりません。この2年間で枯れた木々は伐採、田畑も土を掘り起こし今は砂と土しかない状態・・・そういった土地の時に起きた思わぬ被害でした。
こちらは住宅地内の道路
こちらは宅地内の砂の状態
これを皆でかき出します
作業終了
この砂は土嚢袋に一旦入れて保管。後日、町役場が持って行ってくれるとのこと
どちらの被害も東日本大震災が無ければ起きなかったかもしれません。海沿いの防風林も、イグネと呼ばれる敷地内の暴風林、家も建物も無い地にて防ぐものの無い風はダイレクトにビニールハウスにぶつかる地面がむき出しの土地が広がることも普通は無いこと。そういった意味ではこの3月11日でのお手伝いも東日本大震災の続きです。
さて、追悼のため山元町内4箇所で行われた竹灯篭の写真については次回のブログで・・・
【ネズミ被害が続く山元町内でのネズミ捕り購入資金募金のお願い】
こちらも情報の拡散・周知、募金をよろしくお願い申し上げます
http://fightmiyagi.da-te.jp/e545640.html
世間を取り巻く雰囲気もメディアや各媒体についても3月11日に向けた行動はたくさん見えたし、それ自体はとても喜ばしいことです。
だからこそ、3月12日~の行動が大事であると感じました。
この文章は2013年3月16日に書いておりますが、まだ1週間経っていません。
多くの人達の頭の中には、いつもより多めに3月11日の記憶があります。多分3回分の3月11日が…
だからこそ、考えてみてくれませんか?自分の周りの「今」は東日本大震災から続く出来事であります。
今回の3月11日は多くの人達から「風化についてどう考えるか?」という言葉をよく投げ掛けられました。
“風化=忘れること”という意味であればこれは止められない生理現象です。「しょうがないさ」としか答えられない。
大事なことは目の前に有る様々な「今」が東日本大震災から生じた変化や、派生した問題、震災によって始まった新しい出来事なんだということ
これを意識することが大事なんです。「忘れないで欲しい」という言葉が重く感じるのなら、
「気にかけておいて欲しい」と置き換え、改めてお願いします。
料理をする方で特に東日本にお住まいの方は、スーパーでよ~く見て欲しい。生鮮品の産地変わってませんか?
目の前に有る「今」は2011年3月10日と変わらない様に見えるだけ。実は大分変わっている。
変わらないで見えるのは、その後ろで変わらない様に努力した人が居るから。
被災地から離れていても、ちょっとだけ見る箇所を変えれば意外と簡単に見つけられるはず。
自分に身近な「東日本大震災」が。
皆さん宜しく「気にかけて」いてくれ!^^v
【2013年3月11日での活動写真集】
この日は前日からの台風なみの暴風で山元町内各地で被害がありました。お寺災害ボランティアセンター=テラセンのお手伝いに行き、追悼式典の準備組みと、被害地域のお手伝い組みに分かれて活動しました。
暴風によりビニールハウスが破損。氷点下の外気に晒されたイチゴ苗は、後は枯れるだけの状態に・・・残ったイチゴを急ぎ収穫しました。売りものにはなりません。当日、普門寺にて行われる震災法要で参列の皆さんにお出しすることになりました。
砂の被害・・・暴風で巻き上げられた砂が住宅地内に溜まり、雪の様に堆積してしまいました。この住宅地の立地はちょうど田畑に挟まれた形になっています。津波が来た土地の田畑・木々は塩害で使い物になりません。この2年間で枯れた木々は伐採、田畑も土を掘り起こし今は砂と土しかない状態・・・そういった土地の時に起きた思わぬ被害でした。
こちらは住宅地内の道路
こちらは宅地内の砂の状態
これを皆でかき出します
作業終了
この砂は土嚢袋に一旦入れて保管。後日、町役場が持って行ってくれるとのこと
どちらの被害も東日本大震災が無ければ起きなかったかもしれません。海沿いの防風林も、イグネと呼ばれる敷地内の暴風林、家も建物も無い地にて防ぐものの無い風はダイレクトにビニールハウスにぶつかる地面がむき出しの土地が広がることも普通は無いこと。そういった意味ではこの3月11日でのお手伝いも東日本大震災の続きです。
さて、追悼のため山元町内4箇所で行われた竹灯篭の写真については次回のブログで・・・
【ネズミ被害が続く山元町内でのネズミ捕り購入資金募金のお願い】
こちらも情報の拡散・周知、募金をよろしくお願い申し上げます
http://fightmiyagi.da-te.jp/e545640.html
Posted by 梅田尚=梅さん at 11:17│Comments(0)
│山元町で見て聴いた情報
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。